ソウルちょっとだけ訪問記
Nov.15.2003

オリンピック公園にて
(真ん中はRPackのチョウさん)
■ ソウルの概要とスケートスポット
日本人も非常に多く訪れる世界屈指の大都市ソウルだが、実はワタシは今回が初めての訪問だった。きっと、ワタシ以外にもソウルの街をよく知らない人もいると思うので、まずはざっと地図のおさらいを。
ソウルの街の賑わいは、ざっと言って東西20km以上南北15km以上に広がっている。これは、東京の山手線よりも遙かに広く、直感的に言って環七の内側くらいの広さになる。このソウル市街の中心を東西に漢江(ハンガン)と呼ばれる荒川の最下流くらいの川幅のある大河が流れ、北部が観光スポットの集中する旧市街、南部が1970年代以降に開発が進められた新しい市街地、というふうに分かれている。
多くのスケーターで賑わうことで有名なオリンピック公園は、この新しい市街地の一番東の端に位置する、43万坪(東京ドームが30個分!)の広大な敷地面積を持った公園である。日本のオリンピック公園である駒沢公園は、敷地内に体育館や競技場が建設されており、公園としてはそれほど大きいという印象は無いが、ソウルオリンピック時の競技場施設は公園とは別の場所に立てられており、オリンピック公園はとにかく広い、デカイ、という印象。
この他にもいくつかスケートのできる公園があるようだが、特筆すべきは漢江沿いのサイクリングロード。とても綺麗で幅の広い舗装路が、ソウルの真ん中を東西になんと20kmも伸びている。ソウルの高層ビル群を眺めながら、荒川の赤羽〜葛西間のようなロングランも楽しめるという。
■ オリンピック公園とソウル・シティラン
今回は、東京のNightRunで知り合ったRPackのチョウさんにお願いして、オリンピック公園からチョウさんの勤めるスケートショップのあるサムスン駅周辺までを案内してもらった。また、韓国のインラインスケート事情についていろいろと話を聞かせてもらった。
ロッテワールドで有名なチャムシル駅で待ち合わせ。朝からあいにくの霧雨で今日は滑るのは無理かなぁ、と思いながらチョウさんを待つと、なんとチョウさん、スケートシューズを履いて地下鉄の通路に登場。彼は地下鉄もバスもスケートを履いて乗ってしまうんだという。韓国では基本的にはCityRunは禁止されているそうだが、迷惑をかけなければ捕まることは無いらしい。で、ワタシも急いでWBSにフレームを取り付けて一緒にCRで出発。
チャムシル駅からオリンピック公園方面までの約1kmは地下道を快適に滑る。微妙な下り坂でこれは快適。その後、繁華街を抜けると大きな交差点の向こうにオリンピック公園のメインゲートが。ソウルオリンピックの行われた1988年のメイン開場。さすが立派!
公園入り口周囲には、光が丘公園のけやき広場のような大きめのタイル貼りの広場が、光が丘公園の何倍もの面積で広がっている。ホッケー、スラローム、フィットネススケーターが陽気の良い休日には沢山滑っているのだという。また、韓国ではスピード系に人気が集まっており、スピードスケーターは公園内を周回しているとのこと。この日は残念ながら霧雨の午前中だったが、それでも数名のスケーターを見かけた。
さすが韓国インラインのメッカ、オリンピック公園の周囲にはスケート専門ショップが何店かあり、チョウさんに近くの3店に連れて行ってもらった。行った店はスピード系が2店、ホッケーが1店。スピード系のお店の品揃えが日本に比べると素晴らしい。
その後、オリンピック公園からサムスン駅まで、地下鉄駅で3駅分をCity
Run。ソウルの地下鉄(といっても、この辺りは地上を走っている)の駅間隔はとても長く3駅と言っても5kmもある。アップダウンが結構あって、かなり滑りごたえがあった。
ソウルの街は、東京に比べると非常に幹線道路の幅が広い。チョウさんが東京の街を滑って道路が細いという印象を持ったのも当然かも。大抵の幹線道路は最低6車線以上ある。ところが、広い車道をCRしようにも、どの通りも車が溢れており、また違法駐車が多くて、歩道を滑ることが多くなる。ところが、この歩道も東京のそれよりは広いのだがかなりの曲者。表面は基本的に煉瓦風のタイル貼りなのだが、目地が荒くウィールがハマって足に来る。また、凹凸が多く路面がうねっている。慣れないと辛い。
ソウルっ子のチョウさんはスイスイと滑ってゆくが、ワタシは慣れないシューズでヨタヨタと滑り、最後のアップヒルと弾丸ダウンヒルでスタミナ切れ。サムスン駅に着いた頃には汗だく、クタクタになってしまった。これからソウルでCRをしようと思っているみなさん、地図だけ見て舐めてかかると痛い目に会いますよ。ワタシは次にソウルでCRするときは、もっと滑りやすいロングフレームを持参します。
オリンピック公園とソウル・シティラン風景
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チャムシル駅からの長い地下道
緩い下り坂、つるつるの路面。快適!
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雨の繁華街を進む
この辺りはホテル街(^_^;
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オリンピック公園入口付近
つるつるのタイル貼りの広大なスペースが! |
水辺もあったりして散策にも最適
とても綺麗な公園でした。
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オリンピック公園周辺のショップ
ここは最近できたそうです。綺麗な店でした。
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その後のCR
ウェットな路面と荒いタイル貼りに苦労しました。
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City Runの様子
(Video 2.4MB) |
■ 韓国スピードスケートシューズ事情
チョウさんの働くインラインスケートショップは、サムスン駅ソバのビルの2Fにあった。主にスピードスケート中心の品揃えで、内容は非常に充実していた。韓国ではアグレッシブやスラロームよりもスピードスケートに人気が集まっている。実は、韓国のインライン市場は、来年には世界最大になる見通しで、このため、今や、世界中の商品が韓国に集まってきているし、また、韓国の国産商品もゾクゾク登場している。今回の旅行中、日本では見たことのないシューズやフレームを沢山見れたし、いろんな話を聞くことができた。
シューズの一番人気はVerducciだという。また、Canariam(これは実は韓国製)はVerducciに似ているが価格が安いので人気があるらしい。Bontはソウル以外の地域で人気があるが、Zeroはちょっと柔らかすぎるという意見が多いそうな。確かにBontはヒートモールドし易いが、型が崩れやすいような気がする。この他、K2やBelotti、Hyperのシューズが飾ってあったが、日本人同様、韓国人の足型にも合わないため人気が無いという。
100mmフレームとウィールを見せてもらった。K2の100-84-100-100フレームは、やや前気味のセッティング。完成度は今までのK2フレームと同じ感じ。まずまずだった。韓国製の100-100-100-100フレームもあった。これは、オール100mmながら普通のシューズにも取り付けられるようになっており、ちょっと車高が高い。滑ってみるとやや不安定感があるとのこと。でも、まぁまぁ安いし超軽量だし、思わず衝動買いしそうになったが、ウィールの合計金額を考えて危うく思いとどまった。
初めてHyperの100mmウィールを見た。割と軽くていい感じ。でも、韓国では約2000円/個。これに対し韓国製はさらに軽くて1200円/個だという。滑りはHyperのほうが良さそうだけど、Long
Run 等に使うなら韓国製の方がいい。
シューズといい、フレームといい、ウィールといい、続々と魅力的な韓国製品が登場している。韓国市場ではメーカーの力が強く、欧米ブランド品は日本よりも高めの価格設定だったが、安くて品質のよい韓国ブランド品が続々登場している。日本にも通販してほしいぞ。韓国のスケーターがとてもうらやましい。
スピードスケートショップ RPack
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お店の風景
高級モデルがズラリ
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レース用シューズ
日本では見たことないモデルも沢山
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レース用ヘルメット
日本のサイクルショップ以上の品揃え
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100mmウィール!
左からHyper、Labeda、韓国製
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100mmウィールの重量
韓国製が軽い!
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K2 100-84-100-100フレーム
ちょっと重いけど、いい感じ。
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韓国製 100-100-100-100フレーム
車高がちと高いが、驚くほどの軽さ!
(シャフト付きでこの重量!)
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高級シューズ
すいません。ブランド名忘れました。
初めて見ましたが素晴らしいシューズでした。
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■ 今回の旅行を通じて
ソウルはとても規模が大きく、滑り応えのある街だった。東京と同様、半日程度滑るだけでは、街中を見て回ることはできない。是非、今度はじっくりと滑り倒してみたいぞ。あと、天気の良い日にオリンピック公園でスラロームや周回をしてみたいし、漢江沿いの快適クルーズもしてみたい。何度でも行ってみたい街だった。みなさん、ツアーを組んでいっしょに行かない?
今回も前回の大邱同様、急にソウルに立ち寄ったにもかかわらず、韓国スケーターのチョウさんにとても親切にしていただけて、本当に幸せだった。ますます韓国が好きになってしまった。
To チョウさん
何から何まで面倒を見てもらってどうもありがとう。
東京に来るときは声をかけてね! また、次にソウルに行くときは連絡します。これからもどうぞよろしく!

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